フォックス・プラザ

フォックス・プラザは、アメリカ合衆国・ロサンゼルスのセンチュリー・シティにある超高層ビル。映画会社の20世紀フォックスの本社ビルである。概要ロサンゼルスのウエスト・サイド地区の20世紀フォックスのスタジオやバックロット跡地を再開発したオフィス街・「センチュリー・シティ」に1987年に完成した。高さは150m、35階建て。34階全てに、元大統領のロナルド・レーガンのオフィスがあった。設計はトランスアメリカ・ピラミッドなどで有名なウイリアム・ペレイラ(William Pereira)やスコット・ジョンソン(Scott Johnson)。このフォックス・プラザが、ウイリアム・ペレイラの最後の作品となった。周囲には、ニューヨーク世界貿易センタービルの設計で知られる日系二世の建築家・ミノル・ヤマサキの設計したセンチュリー・プラザ・タワーズやセンチュリー・プラザ・ホテルのビル群がある。センチュリー・シティは、映画や音楽・放送業界の事務所が集まり、町並みが多くの映画やテレビ番組に使われているが、このフォックス・プラザは、映画「ダイ・ハード」で「ナカトミ・プラザ」と呼ばれる日本企業の本社ビルとして登場したことで有名である。また映画「ファイト・クラブ」でも登場した。「スピード」では、フォックス・プラザのロビーが映画の冒頭で出てくる。